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間伐作業ボランティアに参加!(5月14日)
頭や耳や活字でわかったつもりでも
実際に体験しないとわからないことが人生には多い
昨日、5/14(土)ボランティアで初めて森林の間伐作業を体験した
場所は、某通信会社が管理する三重県内の森
市中心部から車で約1時間の近郊に立地する約5haの人工林で
樹齢約50年前後の杉・檜が茂る
企業の社会貢献活動の一環として
行政・地域と連携し森林保全活動を実施する
間伐作業等の森林保全活動を通じた豊かな森づくりに
企業の社員が参加し森林の大切さと地域とのつながりを理解する学びの場である
当日の参加者は50人弱、
現地に到着するとそこにはもう行政と地域の方々が待ってくださっていた
さっそく木工体験グループと間伐作業グループに分かれて
地域の方々の指導のもとにプログラムが開始されてゆく・・・・・
まず森に入る前に
歯とグリップあわせて約40cmぐらいのノコギリが配られた
「えっ、こんな小さいノコギリで間伐できるのかな~」とちょっと意外に感じた
切り方・安全確保・森林資源の活用実態等について地域の方から説明を聞いたあと
実際にみんなで作業を始める
ギコギコギコ・・・・
檜のいい香りがたちこめる
ギコギコギコ・・・・
木漏れ日の下で
鶯の鳴き声が聴こえてくる
ゆっくりと一本の檜を切っていった
約15cmの幹を切るのがしんどくて
途中交代しながら作業を進める
やがて森の静けさの中に聞こえてくる
木々が切り倒される音・・・・・
そしてその地響き・・・・・
切り倒すまでに要した時間は約6分だった
あっけなかった
約1時間半の間に10本弱の檜を次々と伐採した
約50年生きてきた木々だ
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Xr1gAp3mkkM[/youtube]
参加者の誰からともなく次のような声が出る
「約50年も生きてきた木々を僕らがこんなに伐採してしまっていいのかなあ・・・・」
「いたるところに放置された間伐材・・・なんとかならんのかなあ・・・」
同じぐらいの時間を生きてきた人間には
その50年の時間の重みがよくわかる・・・・・
せめてチェーンソウで簡単に切り倒すのではなく
われわれもノコギリで苦労してよかったな・・・・
と心の中でつぶやいた
檜の香りで心が非常に落ち着いている・・・・・・
間伐をしないと木が成長できない
森が暗くて下草が生えず土壌が弱る
人の手が入らないと森が荒れる
間伐材の活用は行政等も力を入れ始めている など
地域の方から説明が入った
お帰り、右手のストラップ君!
今日、会社から帰宅して
いつも妻が郵便物を置いてくれる棚にふと目を向けると
1通の封筒があった。
ああ。。お帰りなさい、ストラップ君!
君は、みんなの親切に包まれて
今僕の手に帰ってきたんだね・・・・・
君の相棒のポール君も
まだまだいっしょに歩けるよって
本当に喜んでいるよ・・・・
「着払いで結構ですから・・・」
「わかりました」
万両寿しさんにはこうお願いしてあったのだが
少しでも私に負担がかからぬよう郵便で送ってくれたのだろう
差出人名には屋号だけで住所も書かれていない・・・
ありがとう、万両寿しさん。
明日さっそくお礼の連絡をしようっと。
JR紀伊長島駅前にあるお店ですので
みなさん行かれるときは立ち寄ってみてください。
最近の朝日新聞の社説に次のような記事があった
「人は今こそ謙虚にならないといけない。
少しずつ暮らしの「引き算」をするときがきたんじゃないか」
たぶん暮らしの「引き算」は人の心の通い合いの中から実現できてくるもの
もあるのだろう
迷子のポールストラップ!
4月29日に忘れたノルディックウォーキングポールのストラップ、
これがないとポールが使えない
なんとこれが手元に帰って来そうな気配だ!
JR熊野市駅の駅員さんに
「紀伊長島の駅前のすし屋さんに忘れ物したの・・・」
「店に連絡したいんだけど店の名前がわかんないし困ったなあ・・・・」
旅行者への応対がすんで駅員さんが落ち着いたときを見計らって話してみた
ニコ、ニコ、「はーんそうですか、じゃ聞いてあげるよ」
何の警戒心や疑いもないやさしい雰囲気!
業務用電話でどこかへ連絡してくれている
しばらくたって
「万両寿しさんか吉野寿しさんかどちらかだな・・・連絡してみて」
と言葉が帰ってきた!
都会ではなかなか考えられない応対に私は思わず「ありがとう」と叫んだ
約10日たった今日、やっと万両寿しさんに連絡がついた
遅れたのは自分の無精のせい
「ああ・・・あれだね」
「店出られてからすぐ気がついて追いかけたけど見つからなかった」
「送ってあげるよ」
イチゲンさんでフラッと立ち寄ってさんま寿しを食べさせてもらっただけなのに
覚えていてくれる
久しぶりにあった知人のようだ
私の中には、まだ熊野の人たちの温もりが残っている
いつまでも心に持っていたい暖かさの余韻だ
美杉セラピー基地平倉コースを森林セラピスト仲間で散策!
5月3日
ようやくスケジュールをあわせて
自分も含む森林セラピスト第二期生3名で
美杉の森林セラピー基地平倉コースを歩く機会に恵まれた
JR奥津駅で落ち合って
午前10時半ごろしゃくなげ会館からウォーキングスタート
途中田植えや獣害防止電線を張る地元の方々と道端でお話しする
「精が出ますね」
「いやいや鹿も賢くて電線をくぐったり飛び越えたり大変だよ」
「鹿にも抜け目ないやつがいて1回破ったところは鹿の通り道になる」
「ほうそうなんですか」
その方は昔校長先生だったそうで
道理で見かけはおっちゃん風でも
よくしゃべり人が好きって雰囲気がにじんでいた
途中雲出川の支流の坂本川の河原に降りた
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=amfCuuQ_paY[/youtube]
水が綺麗 鳥のさえずりがかわいい
さらに森の奥に進んで歩く森林セラピストの仲間たち(美人二人)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=bXAwrEkAf1o[/youtube]
今回スケジュール調整や森の案内をリードしていただいた地元美杉の
保健師兼森林セラピストさんとツーショット
今回は石楠花の開花時期ということで群生を見るのを楽しみにしていたが見られず残念!
群生ではなかったが綺麗に咲いていたのを写真に収めた
今回の探検を基にして各自がセラピープログラムを考えて7月に持ち寄ろうということで
互いに宿題をもって解散した
約5時間2万歩の旅、お疲れでした!!
熊野古道3日目(5月1日最終日)
八鬼山越えを終え、三木里駅から熊野市へJRで向かった
大変つかれて早々に熊野市駅に近い紀南荘に宿泊した
到着早々に「お風呂が沸いていますよ」と勧めてくれる
都会のビジネスホテルでは決して味わえない地方の落ち着いた旅館の佇まい
高級でもない貧相でもない
昔の普通の旅館
そういった手ごろな宿に泊まることも最近めっきり減ったように思う
部屋に女将が来て宿帳を書いてくれといいながらお茶を入れてくれる
その間に今日の出来事、宿の過ごし方、明日の予定など短い時間だが会話をすると
お互いの信頼関係のようなものができてくる・・・・・・
夕食の支度ができ一人座敷に着く
「八鬼山はたいへんだったでしょう?」
「尾鷲で道を尋ねた人は一様に大変だよといっていたけどやぱり大変でした」
「このタレは柑橘系の味がしておいしいですね」
「これ自家製なんですよ」
「実は自分の健康づくりと研究のためにやってるんです・・・・・」
「そうですか、私も実は東京からきまして・・・・」
なんてビールの酌をしてもらいながらとりとめもないお話しをする
翌朝は、雨
なんとノルディックウォーキングできないじゃない!!
でも今から20Km強のウォーキングは少ししんどいかもしれない!!
と思い直して、即駅前の観光案内所に連絡してレンタカーの手配をしてもらい
丸山千枚田まで行った
約40分車で走ったところで急に千枚田が現れた
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=uIQhgtvbvm4[/youtube]
なにか日本ではないような風景
ここはカンボジアかタイか・・・・・
蛙の声が懐かしい
さて、今度は帰りはJR特急南紀に乗って一路津へ
帰りの時間は約2時間
難渋した八鬼山
きれいだったツヅラト峠
車窓に見える思い出を思い出しながら
現代社会にタイムスリップしてゆくようだった
松阪から近鉄特急とならんで走る区間がある
まるで近鉄特急が宮崎駿のトトロに出てくる猫の列車のように
田んぼの中を走る
効率が悪い、採算が合わないと
現代文明を受け入れることを許されなかった地
歩くにもこれほど難渋する険しい峠たちに
あえて新たに石畳を敷こうなどと考える人もでてこまい
彼らは
今気高く昔のよさを残しつつ
われわれ現代日本人に甦りのヒントを与え続けてくれているのではないか
その可能性を体で感じさせてくれたこと
これが今回の旅の収穫ではなかったのだろうか・・・・