はじめに終わりをおもう③!高野山女人道ノルディックウォーキング!(6月5日)

朝9:00
ノルディックウォーキングをはじめる
昔女人禁制で
高野山内に入れない女性たちは
女人道と呼ばれる峠を伝い
祈りを捧げることしか
許されなかったそうだ
森のトットコは
その女人道を当時の女性たちはどんな思いで巡っただろうかと
弁天岳、轆轤峠と五感を研ぎ澄ませて歩を進めはじめる
出発点の不動坂口女人堂で
女性の団体に出会った
彼女たちは一応巡礼姿ではあるが
タクシーで移動し
御堂の人に建物の由来を聞いてはいたが
途中でドライバーにそそくさと何やら指示をだし
大きな声で喋りながらアスファルトの道を嵐のように走り去っていった
・・・・・・・・・・
「あの~お水を一杯いただけませんか?」
「さて・・・女人道はどこから入ればいいですか?」
「あそこのアスファルトの道の左上みえますか?」
「あの細い道をあがって森の中に入っていけば弁天岳にいけますよ」
「ありがとう」
なんだか彼女たちが男性役を演じて、私が女性役を演じているようで
私は少し苦笑した


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、私は何故今回高野山にきたのか・・・・・・
森の中でノルディックウォーキングをしたり森林セラピーを学んだりして
人と自然と社会(文化)との関わりのなかで
自分自身も含めた”「人」が甦ってゆく過程”を
しっかりと見つめてゆきたい
そしてその”「人」の甦るヒント”の内容は
多分いろんな矛盾を抱えた”現代日本社会が甦るヒント”と
きっと同じ内容なのだろう
循環型社会への転換といいつつ
理屈だけではなかなか実際に前には進まない
いろんな場面で”羅針盤を失っている”今の日本
でも人の実体験に基づいた”ウェルネス”という視点からのアプローチでも
きっと日本が甦るための道標が明確になってくるだろう
森のトットコは直感的にそう確信している
そのヒントを具体的に掴んでゆくチャンスを
この自然や日本文化にあふれる紀伊半島(山地)
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に
求めたい
これから数年かけて
伊勢神宮、紀伊長島、尾鷲と数々の峠を越えて伊勢路を南下
熊野三山を経て小辺路に入り
最後は高野山にたどり着くノルディックウォーキングの旅
そろそろ出発する時期が近づいてきたのではなかろうか・・・・・。
「はじめに終わりをおもう」
森のトットコは
熊野古道小辺路の終着点、高野山をさきに見ておきたかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
数年後
伊勢路の峠や
熊野本宮を越えて
私は
この道の向こうから
歩いてやって来る・・・

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旅の終着点・・・・

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(高野山の山で見つけた花々)

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