皆さん、ノルディックウォーキングって知っていますか?皆さんの中で、実際に街角でノルディックウォーキングをしている人に遭遇したことがある方がどれぐらいいらっしゃるでしょうか?
ノルディックウォーキングは、2本の専用ポールを手に持って、後ろに身体を押しながら歩く、健康スポーツです。
あくまで競技スポーツではなく我々一 般市民が健康スポーツとして身近で手軽に実施できて、それぞれの生活状況に応じて身体や心の健康を増進し、また自然を他の参加者とともに満喫し、「人間と自然」「人 間と人間」の触れ合いを楽しむスポーツです。
では何故ノルディックウォーキングでは、「人間と自然」「人間と人間」の触れ合いを楽しみ心身の健康の増進が可能となると言えるのでしょうか?
それはノルディックウォーキングというスポーツのスピードや運動負荷の程度、誕生した生い立ちやオシャレさ等と関係が深いのではないか思います。人間は、移動スピードが速過ぎると外界を充分認識できなくなります。「歩くスピード」、これは人間が新たな情報を外部から取り込んで、観察したり、感じたり、考えたり、 他の人と話したり、時には一人無心になったり、と、それらを思うがままに切り替えて楽しむにはきっと「ちょうど良い」スピードなのでしょう。さらにあまりに激しい運動をするとしんどくて他のことなんて考えている余裕がなくなりますよね。かといってあまり軽い単調な運動では物足りない。ノルディクウォーキングはウォーキングの約1.2倍のエネルギーを消費します。適度な運動負荷は我々の身体にも心にも爽快感をもたらしてくれます。また、ノルディックウォーキングはヨーロッパのウィンタースポーツから始まっているので、自然との触れ合いが多く、かつやはりオシャレです。カラフルなポールを持って、思い思いのウエア や帽子でオシャレして、笑顔で颯爽と街や森を歩いてゆく姿を見ると、「杖をついて歩くなんて、なんだか暗いし、恥ずかし い」などの負のイメージは一掃されると思います。皆さん、ノルディックウォーキングの世界を一度体験してみてください。