「森林環境と健康に関するフォーラム2011」より

表題のフォーラムが、NPO法人森林セラピーソサエティ主催により、平成23年1月20日に東京で開催されました。その中に不知火病院院長 徳永雄一郎先生の「ストレス疾患の治療からみた森林セラピー」と題した講演がありました。大変参考になる部分がありましたので、ご紹介させていただきます。

「・・・・治療体験から予測される森林セラピーの効果予測としては以下の点が挙げられる。
①自然体験による身体的なリラクゼーション、
②日常生活から離れ非日常的自然環境で過ごす結果、ストレス状況下にある思考の中断や意識の変容を起こさせる効果、
③自然体験を通しての生物的な自己の自覚、大きな自然の流れの中に自分を置くことによって、小さな生命体である一人の人間としての自分を自覚できやすい。
DSCN0303その結果、これまでの生き方の内省が起こり、今後の生き方に関して自己像の変化をもたらす可能性がある。
「自然が近づくと病気が遠ざかる」と古代ギリシャ時代の哲学者であり医師であるヒポクラテスも語っている。・・・・・」

また、次のようにも語っています。
「・・・・治療事実は、患者さんのみでなく、健常人でも同様に生活上の自然体験の重要性を確認する結果となった。」

私”森のトットコ”がやろうとしていることを元気付けてくれる言葉です。

三重ノルディックウォーキング倶楽部
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