”森のトットコ”の思い~散文詩~

”森のトットコ”の思いは、他のページにも十分書いてきたと思いますので、このページではそれを散文詩的にまとめてみました。

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ふと身の周りに目をやると

ほとんどが人工的につくられたものばかりなのに気がついた

高層ビル 自動車 エアコン パソコン

騒音 ちらつく光 芳香剤 住宅建材

朝食をとらない 夜更かし 運動不足

長時間勤務 難しい雇用関係

目に見え触れる周りの物質から

目には見えない生活習慣や社会制度にいたるまで・・・・・

鳥の泣き声が聞こえない 音のない静けさが見つけられない

漠然とした不安感がある どことなくいらいらしている 落ち着かない

何か感性が鈍ってしまって

心と体がチグハグで心の中に塊がつっかえたような感覚がする

ストレス社会で自分の体と心のバランスをどう保っていけばいいのだろうか?

まずは 身近なことからはじめよう

たとえば朝の時間を大切にしよう

朝日を浴びて 一日の雑踏が始まる前の豊かな時間のなかで

爽やかな空気を胸いっぱい吸って オシャレに歩いてみようよ・・・・

その時間なら人目も気にならないし恥ずかしくもない

三重は 海や山などの自然と そこで生まれた文化がいっぱいある

大潮の日の干潮の時間

南北に広がる広い海岸の砂浜の波打ち際を 潮の香りを嗅ぎながら

裸足で歩 いてみようよ・・・

ノルディックウォーキングで人気のない山頂に到着し

家族に作ってもらった握り飯を頬張って

木々のカーテ ンから漏れてくる木漏れ日の下のベンチの上に寝転んで

抜けるような空の景色を見ながら

何も考えずゴロンとしてみようよ・・・・・

ああ・・・時間の経つの 忘れてる

心の中の塊のようなもの、心を覆う鎧のようなものが少しづつ溶け出して

長い間忘れていた自分の中にあるもの(生命力なのかもしれない・・)が

きっと動き始めるから

今までと違った何かが忙しい日常生活の中に見えてくるから

蘇りのヒントが何か、少しわかったような気がするから

津市森林セラピー基地霧山城址の山頂からの眺め

津市森林セラピー基地霧山城址の山頂からの眺め

 

三重ノルディックウォーキング倶楽部
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