アーカイブ 2011年 11月
11月13日開催第3回体験会参加申し込みについて
皆様
いつもホームページを見ていただきましてありがとうございます。
さて、11月13日(日)に美杉津市森林セラピー基地君ガ野ダムコースで開催予定の第3回ノルディックウォーキング体験会についてですが、本日23:00時点で11名の参加申し込みとなっております。なのでこの時点まですでにご申し込みの皆様は参加申し込み受付完了ということにさせていただきます(行き違いがないよう受付完了確認メールを近々に送付いたします)。申し込み締め切りの11月10日(木)まで残り9名となっています。ポールの準備の都合上止むを得ず先着順受付とさせていただきますので、定員を超えました場合にはどうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
※すでに申し込みいただいた方で申し込みフォームにメールアドレスが記載されていない方、または、@以下が記載されていない方が見受けられました。
その場合には体験会実施前の受付完了確認メール等を事務局からお送りすることができません。
連絡が着けばフリーメールアドレスでもいっこうにかまいませんので必ずメールアドレスをご記入のほどよろしく願い申し上げます。
H23.11.5
森のトットコ
美杉火の谷ウォーキングコースを歩く!(10月30日)
10月30日、美杉の秋まつりが始まった
近々津市森林セラピー基地に新たなコースが加わることになる
その一つが美杉リゾート周辺の「火の谷ウォーキングコース」だ
少しどんよりした空の下
約80名の参加者とノルディックウォーキングの講習を始める
「あれ・・先生、お久しぶりや」
「また・・・来てくれたんか・・・」
なかには参加者の中に同じ会社の人が偶然いたりして
「なんや、こんなことやってんの~」
「そういうあんたもやってるやん・・・」
なんて言葉を交わす笑顔がなつかしいようで
たいそう嬉しかった
2本のポールでバランスをとりながらストレッチングを進めていくうちに
「おお・・・・こらよう効く姿勢や・・・」
という声が聞こえてきたのも嬉しかった
歩き出してすぐ
左側の森に
枝いっぱいに花をつけたサザンカを見つける
少し進むと美杉の八知地区が遠望できる高台に出た
「現在の人口5900人、杉の美しさから命名した地名「美杉」、かつては植林等で
活気があった時代もあったけど、今は仕事もなく、寂れる一方や」
下見で歩いたとき出会った地元のおじいちゃんの話を思い出した
両側を壁に囲まれ上からは木々で覆われた小さな峠の森のトンネルを抜けていく
深い森に心が吸い込まれていくようだ
この空間の向こう側にメタセコイアで始まる森が広がっている
八知地区の見晴台から森のトンネルを抜けて視界が開けやがて雲出川に下っていく
そんな空間連鎖の風景がこのコースの見所・感じどころなのかもしれない
私のノルディックウォーキングはとてもプロのインストラクタにはかなわない
しかし我々地元のもののウェルネスな生活を実現していくには
プロが残した足跡を着実に発展させていく受け皿が地域に必要だ
そんな思いではじめた「三重ノルディックウォーキング倶楽部」
下手でもいい、手づくりでいい、みんなで自分たちの健康や幸せを創って行こう!
今回のイベントでは
参加者の方々と少しだけそんな思いが共有できたような気がした。
off
オーガニック生活の先輩を京都に訪ねる(10月29日)
大先輩のお話をお聞きするために
10月29日、京都嵐山小倉池のほとりの「アイトワ」を訪問させていただいた。
「アイトワ」は、
「日々の太陽の恵み」の範囲内で、「工業社会とは異なる新たな豊かさや幸せ」を見出しうる生き方を「住み着いた地勢や土地柄など」にそくして創出し、「未来への希望や可能性をつなぐ模範」になること(HPからの抜粋)、
を使命とした人形工房&カフェテラスだ。
朝、6時頃自宅をでて9時過ぎに嵯峨嵐山駅に着く
まだ時間が早く観光客の姿もまばらだった。
「ぶらっと散歩してゆったり歩いてゆこう」
地図を片手にあえて遠回りをし
天竜寺の竹林の中を抜けてゆく・・・。
「ああ・・・・青春時代によく歩いた道だ」
緑にすらっと伸びた竹林
その中を自分の生きてきた歳月を感じながらゆっくり歩む
いろいろあったな・・・・
しかし今こうして新たな生きる道を模索してこの地に立っている自分がいること
そのこと自体に悔いや後悔などはない
むしろ「清々しさ」や「希望」さえ感じはじめている
「心」は「物」や「境遇」から本来自由だ
「心」は「物」「境遇」より先に新たに「甦る」ことができるのだろう
竹林を右に曲り
トロッコ嵐山駅を過ぎて
小倉池が見えてくる
水面に写る緑が眩しい
その眩しい水面を
鴨が優雅に泳いで遊んでいる
「ああ・・・この自然とのリズム空間が日本文化だ」
アイトワの入り口に着いたが集合時間にはまだ時間がある
隣の常寂光寺の山門を上がることにした
静けさの中一人佇んだ寺の回廊
視覚、聴覚、嗅覚、触覚等の軸を固定して
ゆったり庭を見つめる
山を背景に配置された苔と石と池
かすかな風に揺らいでいる木の葉・・・
池に反射した光が下から庭木をゆらゆら照らしている・・・
小さな庭にも
一瞬に変化し二度と見られないかすかな光景が現れる
静かに時間が経過していくに従って
「見えてくる」ものがある
心が整うと「見えてくる」ものがある
日本人にはこの感覚を日常生活の中で大切にしてきた文化を持っているはずだ
山と森林浴
これも同じ現象の再現ではなかろうか
ウォーキングをしながら
日常世界から山という非日常世界に移動する
最初は移動性の世界にあった森も
短くてもいい、静かに佇む夢中な時間を過ごすことで
森が定住性の世界に変化し「感じはじめる」ものがある
心を整えると「見えてくる」ものがある
森で発見したその「見えてくる」ものは
日常生活を過ごす上で大切な感性を我々に与えるものだ
生け花・お茶・俳句・・・・
人の日常生活と自然とのかかわり
「定住性」と「移動性」の物理的かつ精神的な循環の中で
自然との対話から感じた心の感性を常に大切にしていきたい
これが日本文化の基底にあったのではないのか・・・・
アイトワで庭の手入れをお手伝いしたり食事や会話したりして過ごした1日
「今人間は”欲望からの解放”が大切だ」
「人と土地のかかわりは非常に深く、また私に心の安定をもたらした」
商社マンとして、都会の競争社会と田舎での自分の豊かな生活を
約半世紀にわたり守り続けた大先輩の「定住性」と「移動性」を両立させた生き様
少しでも触れられて幸せな時間だった。
※「アイトワ」については以下のホームページを参照ください。
http://www9.plala.or.jp/aightowa/index.htm