三重の美しい自然の中で身近な日常生活圏内にノルディックウォーキングを組み込んでみませんか?

待望の初めての熊野古道!(初日4月29日)

仕事では何度かいったことのある熊野
でもプライベートでは今までまったく行く機会がもてなかった・・・・
長年頭の中の遠いところに持ち続けていたぼんやりした熊野古道への憧憬
今回幸いにも3日間現地を訪ねることができた

いつも滅多に乗ることのないJR鈍行列車に朝9時前にひとり乗車して
津からゆっくり南下してゆく
空いた車両の車窓から田植えの風景を眺めながら
清々しい風とのんびりした時間を楽しむ
ああ、いつもは時計を気にしてるものな・・・
ついつい車に頼ってるもんね・・・
そこには時間や効率性など現代社会の束縛から離れて
不便さを楽しんでいる自分がいた

10時過ぎにJR梅ヶ谷駅に到着
ツヅラト峠を目指しノルディックウォーキングを始めた
ツヅラト峠は
伊勢神宮参拝を済ませさらに甦りの国熊野を目指して
ひたすら山あいの道をあるいてきた巡礼者が
ここで初めて聖地熊野の海(熊野灘)を目にする場所だ
峠のすばらしい眺め

見づ知らずの旅人同士が各々握り飯をほおばりながら
自然にやさしい言葉を交し合う
人は美しい景色にであって感動する心を誰もが持っている
そしてその互いの心の動きを敏感に感じ合う力も持っている
だから美しい景色を前に自づと互いにやさしくなれるのだろう
それぞれの旅人はそれぞれの思いを胸に旅をしているだろう
でも・・・多くは語らずそれぞれの目的地を目指して
笑顔で挨拶して出発してゆく姿に
「一期一会」という綺麗な言葉を思い出さないはずがない

「東京から来た」という一人旅の女性に出会った
NHKドラマ「ウェルかめ」のように地方紙の編集をしているという
明るく落ち着きがあり凛としたところがある美しい人
屋久島にも行ってきた、小説モモが大好きと話してくれる
準備不足で峠で十分な昼飯を食べ損ねた二人は
下山後JR紀伊長島駅前のすし屋でさんま寿司を食べてわかれた
「またね、お互い良い旅を!」

また鈍行列車に乗って尾鷲を目指す
「ええ・・・すし屋にノルディックウォーキングポールのストラップ忘れた!!」
残念!これから先は2本のポールを縛って杖代わりにするしかないか・・・・。
<ストラップを落として・・・靴紐で縛られて・・・・ふて腐れて座席に座るポール君!>

 

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