10月1日、2日、退院して間もなく、横浜に行った。
1泊2日の旅
正直不安があったが、ちょっぴり無理してがんばった。
約2年間、暖めてきた思いや活動を
一度振り返って世間の人にお話したらどんな反応が返ってくるだろうか?
このへんで一度振り返る機会を持つことで
今後の活動に向けて新たなスタートが切れればなあ・・・・・。
と思っていたから。
心配していた家族も何も言わず送り出してくれた。
横浜では、大学の先生やホスピスの医師など、約100人弱の方々の前で
お話しする15分の時間があたえられた。
普段お客様と接してはいるが普通のサラリーマンにとって、これは不慣れな場面
思いっきり緊張し、何度も言葉が詰まった。
発表が終わった夜、懇親会があった。
何人もの方から話しかけられる。
「聞き取りにくい点もあったね、でも私はあなたの発表を耳を凝らしてじっと聞いていましたよ」
「他者観察の発表は多いが、なかなか自己観察を発表する人はいないなあ・・・」
「ウェルネスは自分が出発点だからね・・・・」
「情感のこもった自己観察記録だけど、内容に普遍性があって大変論理的でした」
「そのまま新たな実践を続けてください」
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発表としての未熟さを痛感していた私・・・
ウェルネスを研究されている先生方は
人のモチベーションを向上させる方法をよくご存知だ・・・と思った。
山頂から裾野への絶妙なバランスの弧を描いて落ちてゆく富士の稜線
新幹線の車窓に見える
何かひとつ思いが伝わった、
何か一つ歩みを前へ進めた、
そんな清々しさのようなものを感じる帰路だった。
(参考)発表したテーマ
「人の甦りのヒントは社会が甦るヒント」
~ノルディックウォーキングと森林浴活動を通じて~
日本ウェルネス学会第8回大会(H23.10.1~10.2 桐蔭横浜大学にて)